2008年9月24日水曜日

新木場見学








最近食育などと言って、食に関する知識を習得し、自らの食を自分で選択する判断力を身に付けるための取組みが重要視されていますが、私たち建設業界においても、普段何気なく使用している素材についての知識や意識を深める必要があります。

先日、大分で不動産業を経営してるグランアミーゴの吉仲さんのご厚意で、新木場の材木屋見学をする機会がありました。
吉仲さんは以前は東京で木材を扱う商社にいらっしゃいました。今は故郷に戻り、田舎をリノベーションして活気付けるために不動産会社を起業されています。

まずは、銘木市場。見たことのない高級木材が並んでいます。木は一つとして同じ木目を持ったものなどなく、それぞれの個性があり、製材してもなお生きているということを改めて教えられました。

次は丸太をスライスする製材工場と、加工工場。生きた木を一ミリの狂いもなく加工する技術は神業に近く長年の訓練が必要とのこと。

最後に港。ここには世界から来る材木の窓口です。
案内をして頂いた、網中木材さんが買付て来た幅広のデッキ材が積んでありました。
網中木材はデッキ材に強く、エクステリア、屋上緑化などの商品をメインに扱っています。
http://www.aminaka.jp/

普段あたりまえのように使用している素材について、きちんと選ぶ判断力を身につける「素材育」。
今回の見学はとても意義があるものでした。